本ページでは、細胞内のイオンバランスから人体の構成成分、エネルギー代謝、そして組織の分類までを網羅する。これらは解剖生理学のみならず、放射線生物学の基礎となる重要領域である。
第1章:細胞内外の環境と構成元素
細胞が正常に機能するためには、細胞の内側と外側でイオンの濃度差が厳密に保たれている必要がある。
1-1. 細胞内液と外液のイオン組成
国家試験において「どちらに何のイオンが多いか」は頻出事項である。以下の最強の語呂合わせで一撃で記憶されたい。
🧠 鉄板の覚え方:『ガイナックス!』
- ガイ(外) は ナ(Na) :細胞外液はナトリウムが多い
- K(カリウム) は 内(うち) :細胞内液はカリウムが多い
- ガイナックスはエヴァ作ってた会社の名前ですw
| イオン | 細胞内液(Factory内部) | 細胞外液(外部環境) |
| K⁺(カリウム) | 多い(内側) | 少ない |
| Na⁺(ナトリウム) | 少ない | 多い(外側) |
| Cl⁻(塩素) | 少ない | 多い |
| Ca²⁺(カルシウム) | 少ない | 多い |
1-2. 人体を構成する元素
- 有機物を構成する6元素: C(炭素)、O(酸素)、H(水素)、N(窒素)、P(リン)、S(硫黄)
- 準主要元素: Ca、P、K、S、Na、Cl、Mg、Fe
第2章:エネルギー代謝とビタミン・ミネラル
2-1. エネルギー利用の優先順位
体内での燃焼順序は以下の通りである。
ブドウ糖(糖質) → 脂肪 → タンパク質
2-2. ビタミン不足と主な症状
ビタミンは「脂に溶けるか、水に溶けるか」の分類が全ての基本となる。
🧠 鉄板の覚え方:『脂溶性はビタミンDAKE(だけ)!』
脂に溶ける(脂溶性)のは、D・A・K・E の4種類のみである。これ以外(B群・C)は全て水溶性である。
| 種類 | 名称 | 不足時の主な症状 |
| 脂溶性 | ビタミンA | 夜盲症、眼球乾燥 |
| (DAKE) | ビタミンD | くる病(小児)、骨軟化症(成人) |
| ビタミンE | 溶血性貧血 | |
| ビタミンK | 出血傾向(血液凝固不全) | |
| 水溶性 | ビタミンB1 | 脚気、ウェルニッケ脳症 |
| ビタミンB12 | 巨赤芽球性貧血(悪性貧血) | |
| ビタミンC | 壊血病 | |
| ミネラル | 亜鉛 | 味覚障害 |
| 鉄 | 貧血 |
第3章:上皮組織の種類と存在部位
組織の分類は、その場所の物理的な「役割」と直結している。
| 上皮の種類 | 特徴 | 主な存在部位 |
| 単層扁平上皮 | 薄く、交換に適す | 肺胞壁、血管、リンパ管 |
| 単層円柱上皮 | 吸収力が強い | 胃・腸の粘膜 |
| 重層扁平上皮 | 摩擦に強く、丈夫 | 皮膚(表皮)、食道、口腔、咽頭 |
| 移行上皮 | 伸縮自在 | 膀胱、尿管、腎盂(尿路系限定) |
| 多列上皮 | 線毛でゴミを出す | 気管、気管支 |
第4章:全身状態の指標「パフォーマンスステータス(PS)」
患者の活動能力を0〜4の5段階で評価する指標である。
| PS値 | 身体の状態 |
| 0 | 全く問題なく活動できる。発症前と同じ生活が可能。 |
| 1 | 肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行・軽作業は可能。 |
| 2 | 歩行可能で身の回りのことはできるが、作業は不可。日中の50%以上は離床。 |
| 3 | 限られた身の回りのことしかできない。日中の50%以上をベッド上で過ごす。 |
| 4 | 全く動けない。完全にベッドか椅子で過ごす。 |

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